波多野睦美さん blog「ねむれない夜」連載中①
「ねむれない夜」CD発売記念コンサート 6月17日 豊中市立文化芸術センター小ホールにて開催
波多野睦美さんがご自身のブログに、CD「ねむれない夜_高橋悠治ソングブック」について綴っておられます。(高橋悠治:日本を代表する作曲家・ピアニスト。12歳で大空に身を投げた岡真史(1962-75)が残した詩集「ぼくは12歳」の中から11の詩に曲をつけた)
第一回めは 《ぼくは12歳》を歌うこと
「音楽にしろ何にしろ、誰かと一緒にやる方がいいね」 波多野さんが高橋悠治さんと共演を重ねる中で、幾度となく高橋さんからこの言葉を聞いたそうです。ひとりではなく、誰かと一緒に。こうして対話の中から生まれたCDには4人の詩人の音楽がおさめられています。(岡真史 辻まこと アイヴァ・ガーニー 森崎和江)。「このCDに、素晴らしい他の詩人の方々と一緒に入って、岡くんが寂しくないね」との言葉も印象的でした。
悠治さんと共演をはじめた2008年、すぐに、
波多野睦美blog 《ぼくは12歳》を歌うこと|ねむれない夜①|より
「ソングブックを録音したい!」と申し出たところ、
「やめておけ」のお返事。
理由は、一緒に演奏するなら色んな作曲家の歌がアルバムに入っていた方が、
つまり色んなコラボが存在する方が面白いから、でした。
悠治さんのこの感覚には、その後もいろんな場面で触れることになります。
CDの帯の文、
「音楽がある場所で人はひとりではない」
これも、ある意味同じことだと思う。